お金や物がなくても大丈夫!誰でもすぐに幸せを与える人になれる

「しあわせ学部」に入学したあなたは、きっと「しあわせ」という事に強い関心があり、日本中の人、世界中の人に幸せを届けたい、そんな熱い気持ちをもっていることでしょう。そこまででなくても、家族や友人など身近な大切な人達に幸せを届けたい、そんな温かい気持ちをもっている人ではないかと想像します。現代は「つくし世代」ともいわれ、大学でもボランティア活動が盛んです。でもこんな平凡でこれといった取柄もない自分が人を幸せにできるの?人の幸せと自分の幸せはつながるの?自信がもてない人もあるのでは?今回はあなたのそんな不安に答えます。

他人に与えられるのはお金や物資だけではない 思いやる気持ちこそが他人を幸せにする

人に何かを与えるときには与えられる「もの」がなくてはなりません。「もの」と聞くとお金や財産を思い浮かべるでしょうが、他人に与えられるものは果たしてそれだけでしょうか。言葉や笑顔、思いやりの気持ちも人に与えることができる「もの」なのです。

5歳以上の子供を持つ30歳から59歳の女性200人に母の日にもらって最も嬉しい物は?のアンケートに47パーセントのお母さんが「手書きのメッセージカード」と答えています。シンプルだけど言われて嬉しい言葉は何?の問いには57パーセント人が「ありがとう」をあげました。

また、笑顔は周囲の人も笑顔にします。笑いには正常な細胞が癌になるのを防ぐナチュラルキラー細胞を活性化する働きがあることが実証されていますが、そのほかにも
・学習をつかさどる海馬の血流がよくなり記憶力がアップする
・多幸感を生み出す脳内麻薬が分泌されてストレスを緩和する
・セロトニンという物質により思考がポジティブになる
などの効能が知られています。

スウェーデンのウプラサ大学の調査では「笑顔の人を見ながら厳しい表情をするのは難しい」という研究結果が出ています。人は本能的に笑顔で接しくれる人を味方だと区別し、幸福感が得られるように出来ているそうです。

ドイツの社会心理学者エーリッヒフロムは「自分の喜び、興味、理解、知識、ユーモア、悲しみなど自分の中に息づいているもののあらゆる表現」を人に与えて幸せに出来るのだと言っています。(エーリッヒ・フロム,1956,『愛するということ』)

つまり、あなたも心がけ一つで、今日から人に幸せを与えることができます。人を思いやるその優しい気持ちこそ何より貴重な財産なのです。

与える人が誰よりも幸せになれることを証明した調査結果

与えることは本当に幸せに結びつくの?「正直者は馬鹿をみる」ということもあるし、結局は自分が損してしまうのでは?人を幸せにしたいと真面目に考えるあなたの心におきるためらいではないでしょうか。大学のサークル活動くらいなら、投資する時間や体力は限られており、自分の生活が脅かされることはないでしょう。でも自分がどうなってでも人に幸せを届けることを人生の指針にするのはどうか?「さすがにそこまでは…」と二の足を踏む心が起きてきますよね。
この疑問に答えているのが、世界でも有数のビジネススクールペンシルバニア大学のウォートン校の教授を努めるアダム・グラントの著書『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』(アダム・グラント著,楠木建監修,2013,三笠書房)です。
グラント教授は人間を3つのタイプに分類しています。

・与えるタイプ   相手の利益第一の人
・取るタイプ    自分利益第一の人
・調整するタイプ  自分と相手の損得バランスをとろうとする人

失敗する人が多いのはどのタイプだと思いますか。「え、取るタイプじゃないの」と大半の人は思うと思います。しかし、結果は驚くべきもので、なんと与えるタイプだったのです。ベルギーの医学生600名以上を調査した結果、成績のもっとも低い学生が「人助けが大好きだ」とか「人が何を必要としているか常に思いやる」という与えるタイプの特徴を強く示す傾向がありました。

では成功者に多いのはどのタイプの人だと思いますか。そう聞くと「与えるタイプが失敗だったから、残りの2つ…でも取るタイプが成功するとは考えにくいから、調整するタイプかな」という意見が多く出ます。果たして結果はというと、なんとこれも与えるタイプでした。もっとも成績のよい学生も与えるタイプの特徴を示す得点が高かったのです。医学部全体では与えるタイプの成績が11パーセントも高くなっていました。

与えるタイプは入学した年にかなりひどい成績をとっていました。でも与えるタイプの成績が低迷したのは1年次だけ。2年生になると盛り返し、同級生よりやや上の成績をマーク。6年生になると抜きんでた成績をおさめ、最高学年の7年次には与えるタイプは医学部の中でも一押しの人物、みんなから「尊い」と崇められるような存在になっていました!

この与えるタイプの末広がり的な成績アップの原因はなんでしょうか?大学の授業プログラムの変更があったからと分析されています。進級するにつれ教室での座学から、ワークショップ型の臨床実習、インターンシップ、患者の治療と授業の内容は参加協力型に変わっていきます。上級のクラスに進むほど、成績は性格や価値観の違うクラスメイトとワンチームで団結したり、患者の立場に立った気遣いによって決まるようになります。そこで相手のことを思いやれる与えるタイプの評価が高くなっていったのです。

与えることを惜しまない

わたしたちは一人で生きていくことはできません。網の目のような人と人の繋がりの中で生きています。インターネットの発達で人と人との繋がりはより速くより広くなりました。その中で、あなたが優しい気遣いを心がけると、幸せは多くの人に波及し、結びつきを深め、やがてあなたに返ってきます。
自分だけの利益より、自分を含む周りの人の利益を考えて行動すれば、幸せの量は2倍3倍、10倍100倍、「しあわせ資産」はどんどん増えていくことでしょう。

あなたが日頃心がけていることはありますか。ぜひコメントで教えてくださいね!

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