なんか、むなしい大学生活から抜け出すための先輩たちのアドバイス

今年は、コロナの影響で、オンライン授業になった人も多く、これまでの生活が、一変した人も多いのではないでしょうか。

毎日、朝から夕方までパソコンの画面の前に座って、教授の一方的な話をひたすら聞いていると、1日が終わっていく。日が暮れて、夜、食事をして、部屋に戻って、SNS上で繋がった、まだ会ったことのない1年生のツイートを眺めて、寝る。

自宅生なら、まだ家族と会話ができますが、下宿生は、1日、誰とも会話せず、授業を受けて、黙々と食事を作って、一人で静かにごはんを食べて、寝るだけ。
あまりに人恋しくって、コンビニやスーパーの店員さんとの挨拶さえ、愛おしいと言っていた人もありました。

せっかく、楽しいキャンパスライフを思い描いていたのに、「あーあ。こんな大学生活のスタートになるなんて」と思った人も多いはず。

なぜ、こんな毎日なんだろう?全部コロナのせいだ!と言いたくなるかもしれませんね。
でも、じゃあ、コロナさえ、なくなったら、対面授業が始まって、学校に行けるようにさえなったら、むなしさとは、おさらばして、楽しい毎日を送れるのでしょうか。

毎日がとにかくツマラナイ

これは、ある高校生のお悩みです。

最近、毎日が同じことのくり返しで、つまらないんです。自分の1日は、簡単にまとめたら、朝起きる→学校→予習復習→寝る。 こんな感じ。
学校で友達と喋ってる時は楽しいんですけど、一人になると、鬱になる。
音楽聞くのが好きで、聞いてる時は楽しいけど、それも終わると、やっぱ、なんかつまらんなって思います。
クラスの垢抜けてるヤツは、何も考えてなくて、幸せそう。
母に、毎日がつまんないって話したら「それでいいじゃない。それが一番幸せじゃない。」って言います。
確かにそうかもしれないけど、もう中3の頃から、ずっとこんな状態です。なんかひたすら終わりの無いトンネルを歩いているような感じ。

この気持ち、共感する人は、多そうですね。振り返ったら、高校の時って、そんな感じだったかも。そして今もそう。

もしかしたら、これって、社会人になっても、「学校」が「会社」に変わるだけで、ますます、同じことの繰り返しで、そのまま人生終わっていくのでは…?と勘のいいあなたなら、思ったかもしれません。

人は、みんなシャクトリムシ…?

中国のある僧侶の言葉に、「蚇蠖(しゃっ かく)の循環するがごとし」というのがあります。「蚇蠖」とは尺取り虫のことです。

そもそも、シャクトリムシって知ってますか?芋虫のような、ミミズのような…。そんな形の虫です。体全体を使って、一生懸命、進んでいくのですが、シャクトリムシは、道や線の上に置くと、その線上に沿って、進み続ける習性があります。

そんなシャクトリムシを、円上に置くと、どうなると思いますか?ひたすら、同じ所をぐるぐる回り始めるんですね。

シャクトリ虫目線で見ると、どこかへ向かってどんどん前進しているつもりなのですが、人間から見ると、ただ、同じところをぐるぐる回っているだけ。円なので、どこまで進んでも、終わりはありません。そして、やがて、飛んできた鳥にクチバシで摘まれて、食べられてしまいます。

それでは、何のために一生懸命、歩みを進めてきたのか、何だかかわいそうになってきます。

ところが私たちの生きている姿も、尺取り虫が環の中をまわりつづけて、やがて命はてるようなものだと、先の言葉はいっているのです。

 朝起きて、朝ご飯を食べて学校へ行って、昼ご飯を食べて、授業を終えると帰ってきて夕ご飯を食べて寝る。 次の日も、朝起きて、朝ご飯を食べて学校へ行って、昼ご飯を食べて、授業を終えると帰ってきて夕ご飯を食べて寝る。 その次の日、朝起きて、朝ご飯を食べて学校へ行って、昼ご飯を食べて、授業を終えると帰ってきて夕ご飯を食べて寝る。

同じことの繰り返しです。たまに、カラオケに行ったり、旅行に行ったり、買い物して、気分転換したりはしていますが、基本は、同じサイクルをひたすら、こなしていくだけ。そうやって人生が終わっていく様を例えられたのです。今も昔も、国が違っても、変わらない姿なのかもしれません。

シャクトリムシの人生を終わらせるには?

では、どうして、そうなってしまうのでしょうか。
それは、「勉強して働いて生きていく目的」がはっきりしていないからです。

マラソンなら、ゴールがあってこそ、頑張って走ることができます。部活で、コーチから、「円周トラック永遠に走っとれ!」と言われたら、足に力は入りません。

ゴールがはっきりすれば、走る力が湧いてくるように、人生も、目的がはっきりすれば、勉強もバイトも、このためだと、すべての行動が意味を持って心から充実した毎日に、ガラッと変わります。勉強がしんどくても、人間関係に悩んでもこの目的を果たすために乗り越えよう!と生きる力が湧いてくるのです。

ニーチェは、『道徳の系譜』に、なぜ生きるかがわかれば、「人間は、苦悩を欲し、苦悩を探し求めさえする」と書いています。

方向さえ、正しければ、速く走るほど、早く目的地に着きますから、損をする苦労は1つもありません。生きる目的のためならば、時間、体力、お金をどれだけ使っても、100%それらは生かされます。使い捨てには、ならないのです。人生に、悩みや不安は尽きませんが、生きる目的を知った人の苦労は、必ず報われます。人生は、素晴らしい、という人もいれば何をやっても、虚しいという人もあります。

「本当の生きる目的」を知っているかの違いです。

では、何に向かって、頑張れば、本当に報われる苦労と言えるのか。
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みなさんが、充実した大学生活を送れるよう、応援しています!

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